山頂のケーブルカー駅からスタートするこの高所順路は、黄龍の高山地帯の生物多様性にスポットを当てている。全長5キロの道は、6月にはワイルドフラワーが咲き乱れる広大な草原を横切る。雪を頂いた山々を背景に、珍しい品種のリンドウ、エーデルワイス、サクラソウが自然の色の絨毯を作り出している。レッサーパンダやゴールデン・スナブノーズ・モンキーなどの固有種を自然環境で見るチャンスもあり、野生動物ファンにはたまらない。標高(3,500メートル以上)が高いため適切な高所順応が必要だが、やや平坦な地形のため、このトレッキングはアクセスしやすい。専門のガイドが、繊細な高山の生態系と、この地域の多様性にとっての重要性について説明するハイキングを行っている。このルートは、地元の動植物に関する解説パネルが設置された様々な休憩場所があるため、科学的研究や自然写真撮影に最適だ。特に日の出から夕暮れにかけては、近隣の山々を一望できる。